「『よしっ!』と思える
その時に撮っていますか?
その前に撮っていますか?
その後に撮っていますか?」

「うーん、『その時』に撮っていると思うんですが。」
「いや、あなたの写真は全部『あと』ですよ。
遅いんです。捉えきれてないよ。」
2年ほど前、ある人に言われたこの言葉を引きずっている。
具体的にどうしていいのか分からず、
とりあえず撮りたい状況や人の表情などに出会った時は、
意識して早めに何枚か撮るようになった。
でも、写真が変わったわけではない。
以前は、人の写真は1人1枚だけを気合入れて撮った方が
いいものが撮れるんだ、という信念を持っていた。
被写体に対してどう撮りたいかという明確な意志があれば、
1枚だけ撮ろうが、何枚も撮ろうがどちらの方法も間違いではない。
結局は意思と集中力なんだと思う。